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おひとり様の日々・・・その後

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木曜日は

いわずと知れたレディースデイ。

さて何を見ようかHPを見て考えました。キャメロン・ディアスもオーリーもいいなあ。。。
とふと、目にとまったのはやはり邦画。
「蝉しぐれ」
予告でいいなあと思っていた藤沢作品。
あまり時代劇(時代小説)には興味のなかった私ですが、
以前NHKでやってる「金曜時代劇」というのに、ナックスの音尾琢真くんが出ていて、そのときやっていたのが藤沢周平の「秘太刀馬の骨」。
(たくちゃんは置いておいて、とても面白い話でしたのよ、終わっちゃったけど。)

さて、この「蝉しぐれ」思ったとおりステキな映画でした。




主役の二人がいいし(市川染五郎と木村佳乃)脇もいい(ふかわりょうと今田耕治のねらいはなんだろ^^)子役の新人もとてもよかった。

でもやっぱり話がよかったですね。

主人公牧文四郎は剣の名手で、人間的にもとても素直で魅力があるのですが、その彼を両親や友人たちが、かげになり日向になり支えている。幸せだった子供時代から一転、父親が謀反の罪で切腹させられ、彼はその子供として辛い人生を歩んでいきます。そして、幼馴染のふく(木村佳乃)は文四郎に心を寄せながらも、貧しい家のため、殿様の側室になるために家を出て行かざるを得ない。その後ふくは殿様の子を出産し二人はまったく違う立場で再会します。
「お世継ぎ争い」などという今では想像だにすることもできない環境で、ふくを守るために剣を使う文四郎。

今の時代にも、自分の意のままにならないことは山ほどあります。
自分の力ではどうすることも出来ないとこきに、やけっぱちにならずにいかに自分の道を歩いていくことが出来るか。
「今ある環境で自分を生かす」
昔の人はその辛い環境に抗うことより、それを受け入れつつベストを尽くす方法を知っていたのではないでしょうか。。

テレビゲームのリセットボタンのように人生は終われないし再開もできない。


なんか自分の悩みがちっさいものに思えて。
まだまだだな~わたしも(^^;;)と痛感いたしました。
by noi-y.noi-y | 2005-11-25 10:36 | Entertainment | Comments(0)