札幌は夜中雪が降っていましたが現在は快晴。
本日も予想最高気温はプラス2度。
なのにぐったり。
と言うのも深夜明けで今帰ってきたところ。
昨日は夜中に一騒動が起きました。
「そんなこと誰も言ってないのに」
「そんなつもりで言ってるんじゃないのに」
心の中で思えど相手の剣幕に押されて口を挟むこともできず。
夜中に主治医と家族のやり取りを黙って聞いているしかありませんでした。
確かに現代医療はサービスとして成立しているけれど
八百屋で100円出してりんごを買うのと同じにはいかない面もあるんです。
人間が相手なので、最初に予想したとおりになるとは限らないし
突発的に思わぬことが起こることもありえるのです。
患者さんも家族もそして医師やナースも人間なんですから。
どうやったら患者さんにとって一番いい状態になるのかを考えた上での、お互いの譲歩や協力が必ず必要なのです。
「最初からある程度事情はわかってるんだからそっちで何とかしろ」
「こんな夜中に呼びつけやがって」と怒りを前面に出したい気持ちももちろん理解しますが、本当の問題はどんどんずれていってしまって、どうにも修復不可能。
「こっちは金払ってるんだぞ」と言わんばかりの態度に悲しくなりました。
本当に困っているのは患者さんであるおばあちゃんなのに・・・。
医師が説明すればするほど火に油。確かに先生の言い方ももうちょっと何とかなるだろうに、とも思いましたけど、もう論点がずれてしまってどうにも合意点が見つかりません。
これもこれもこれも困る。そっちはプロなんだからなんとかしろ。病院だろ。診ないってのか?と言わんばかりのクレーム。
結局は怒り心頭で真夜中に捨て台詞を残して
ご家族(と患者さん)は帰っていかれました。
こういうのって本当に気持ちが消耗します。
帰ってきてテレビをつけたら、サンデーモーニングで関口さんが
「鈍感力のすすめ」の特集をしていました。
鈍感力かあ。欲しい・・。打たれ強くなりたいっす。
基本的に医療者には人の気持ちを敏感に察知する能力が求められます。
そして自分と相手を同一視しない能力も同時に必要です。
私は憑依体質なので(爆)負のオーラには弱い(^^;)
まだまだ修行が足りないようです。
寝るか。